機能性RNA工学研究室

応用生物学部 & 大学院バイオニクス専攻

Welcome to the SUGIYAMA Lab.

 個々の生物が生物らしく生きているのは、その生物の持っている遺伝子とその産物が具合良く働いているからです。その遺伝子の数はというと、原核単細胞生物の大腸菌が約4400。真核多細胞生物のヒトが約39400などといわれています。近年のバイオテクノロジーの目覚ましい発展により、多くの生物のゲノム塩基配列が決まりました。現在の課題は、ゲノム情報を利用して、効率的に個別遺伝子の役割を発見・解明、それを応用することです。

 遺伝子は宝の山です。医薬品開発に役立つ遺伝子、環境浄化に役立つ遺伝子など、有用な遺伝子が発見されずに眠っていると考えられます。こういう遺伝子を見つけて役立てたい。

 生物に貴賤はありません。社会に必要とされる遺伝子を有する生物であれば、臆することなくその生物と真っ向から向き合っていきます。そして1つでも役立つモノを見つけて、そこから新しいモノを創造していきます。

 対象は再生モデル動物プラナリア、ヒト癌細胞と、重金属汚染修復モデル細菌ST13株です。前者2つはヒトの健康を願う研究に利用し、後者は地球の健康を願う研究に利用します。若い力を結集して目標を達成したい。

 

募集中 大学院生を募集しています。修士課程まで、博士後期課程まで、共に歓迎しています