分子情報をベースに、香りや大気の状態を把握するシステムの開発に取り組んでいます。

研究内容



 ニオイや大気・環境の分野における分子情報を把握し、自然界の状態を分子の視点から明らかにすることに取り組んでいます。
 特にニオイ計測に焦点をあてて、高感度で識別力の高いセンサの開発とニオイ計測方法の開発を中心に検討を加えています。分子を捕捉するセンサ薄膜作製は基盤技術です。独自の真空・放電技術や液滴電着技術などにより高機能センサ膜を製作します。さらに、紫外光・電子線・放電などを作用させて、薄膜を活性化する技術も検討しています。分子情報を得るには、薄膜構造を理解する必要があります。ガス分との分子間相互作用の解明に向けた基礎検討にも力を入れて研究を進めています。



 またそのそも日頃、私たちが匂いをどのように分析しているのか?良い匂い!感情、気分によって匂いは変わるのか?人によって変わるのか?など、研究を進め、人の鼻の役割に近い匂いセンサー技術の確立に努めております。

詳しくは下の4つのカテゴリーにて

①ニオイセンサによる室内大気・土壌・呼気・食品などの評価に関する研究
②嗅覚による茶葉・スパイス・香料などの評価(感性評価)に関する研究

③分子情報に基づく薄膜インターフェースに関する研究 
-薄膜界面現象を応用した分子情報変換およびニオイ分子の吸着・吸収現象における分子間相互作用の解明-
構造物性相関(QSPR)
④センサ膜表面で起こるガス吸着現象の観察-脱離現象をプローブ顕微鏡で解明
⑤アミノ酸や糖などの生体分子に対するエネルギー粒子による活性化と薄膜改質
⑥香りセンサ応答を多変量解析による香りマップ構築と嗅覚による感性評価用いて嗅覚に置き換わる香りセンサの開発

詳しくは4つのカテゴリーへ
(勉強用に、研究で関係してくる基礎知識もつけたよ。)