東京工科大学のスクールバスについて、最寄り駅への到着からバス列の待機、出発後大学へ到着するまでにかかる所要時間を取得する。
iPhone向けアプリとして実装し、通学中にアプリを起動することで位置情報を利用して上記の情報を自動で収集する。
八王子駅または八王子みなみ野駅に到着する前にアプリを起動していれば、到着した時点で到着の通知を行うため乗り過ごし防止としても活用可能である。
そのままスクールバスを利用し、大学のバス停に到着すると位置情報の取得を自動で終了する。
八王子駅から出発し片柳研究所棟地下で下車した場合は位置情報で検知できないため、大学敷地内に到着後5分経過した時点で位置情報の取得を終了する。
同一のユーザーからの送信を区別するためにユニークなIDを生成してサーバーに送信するが、そのユーザーが誰であるかを特定することは不可能である。
多くの学生がアプリを起動して所要時間の提供を行うことで、リアルタイムのバス列の長さ及び大学までの所要時間の推定が可能になることを期待する。
推測が可能になった場合には、アプリをアップデートし現在の所要時間表示機能を追加予定である。
東京工科大学はJR八王子駅及び八王子みなみ野駅からスクールバスを運行しており、そのどちらもが朝の時間帯には非常に混雑する。
特に八王子駅のバス列は非常に長くなることが多く、大学へ到着するために必要な時間も多くなる事が多い。
八王子駅に到着した時点で、現在のバス列が非常に長くなっていることがわかれば、改札を出ずに横浜線に乗車し、八王子みなみ野駅へ向かうというルートも検討可能である。
横浜線の運賃が発生するが、発車待ちの時間を含めても十数分で八王子みなみ野駅に到着するため、バス列に並ぶよりも早く大学に到着できる可能性がある。
八王子駅で改札を出ずにバスの所要時間を確認できるようにすることが本アプリの最終的な目標である。
上記目的を実現するため、本アプリでは位置情報及びユニークなIDを利用する。
アプリ起動中(大学到着前)は定期的に現在の位置情報を参照し、駅やバス停付近の特定の座標に近付いた際にその情報をサーバーに送信する。
位置情報の参照は随時行っているが、最寄り駅及びバス停付近の特定座標以外についてはサーバーへの送信を行わない。
特定座標付近以外の位置情報はローカルでの参照及び距離の測定用途にとどまるため、自宅や通学経路の情報を開発者が得ることは不可能である。
サーバーでは各ユーザーが駅やバス停などの各地点に到達した時刻を収集する。
収集した情報を集計し、集計結果を他ユーザーに開示することを予定している。
収集した情報は、外部への漏洩防止や不正行為による流出・改竄等に関して適切なセキュリティ対策を実施、保護する。
同一ユーザーからの送信を区別するためにユニークIDを生成する。これはアプリインストールごとに新たに生成されるものであり、デバイス固有の値ではない。
そのため、送信されたユニークIDから個人の特定を行う事は不可能であり、遅刻の証拠など情報提供者の不利になるような扱いをされることはない。