絡み可視化システム

絡み可視化システムについて

概要

絡み可視化システムは、映像作品等の登場人物相関図の作成を目的に開発したプロトタイプです。
登場人物相関図は関係性の記述や登場人物の配置など多くの情報入力や手作業が必要です。
それに先立ち、まずは比較的簡易に入力可能な「登場人物間の絡み」に着目した絡みの可視化システムを構築しました。

絡みとは

このシステムにおける絡みとは、登場人物間が会話をしたり、何らかの目的で同行している場面についての描写を指します。俗にいう、「絡みがある」というような状態です。
作品中からこの絡みの情報を抜き出し入力することで、力学グラフというグラフ描画アルゴリズムを用いてその絡みから見出される関係性を可視化します。
例として、スタジオジブリの『紅の豚』の可視化結果は次の通りです。

主人公の2人を中心に、マンマユート団や空賊連合がそれぞれ団体としてメンバーが近くに集まっている様子が見て取れます。
あまり多くの登場人物と接していない人物は、外周部で浮いたような形になっています。カーチスのように(主人公ほどではないにしろ)多くの人物と絡みがあれば中心付近に現れるようになっています。
また、意外な結果として、マンマユート・ボスとジーナは実は作中で一度も絡みがないことがわかりました。確かに会合にも欠席してましたね・・・。こういうことがわかるのも可視化の有効な活用法ですね。
実際の可視化ページはこちらです。絡みを順次追加していくので、見ているだけでそれなりに楽しめると思います。

本日6/6時点では1作品について例を示すのみですが、順次機能を拡充し、皆様が自分の好きな作品について入力・絡みの可視化をできるようにする予定です。
興味のある方は、下記アカウント作成ページよりアカウントの作成を行っておいてください。
近日中に入力機能を実装し、登録して頂いた方へメール連絡いたします。

情報の取り扱いについて

個人情報について

絡み可視化システムでは、作品情報編集のためのユーザー登録及びユーザーへの連絡のために、メールアドレスを利用した認証を行っています。
メールアドレスをアカウントのキーとして扱い、作品の絡み可視化結果の投稿に活用します。
作品の可視化結果を表示する際にお名前が表示されますが、メールアドレスの開示はありません。また、お名前について本名である必要性はありません。

参加者に入力していただくメールアドレスについて以下の通り適切な保護に努めます。

  • 入力していただいたメールアドレスは、ユーザーの登録及び確認用として利用します。
  • 参加者のメールアドレスは、法令の規定による場合を除いて、同意を得ることなく第三者に開示することはありません。
  • 参加者のメールアドレスは、外部への漏洩防止や不正行為による流出・改竄等に関して、適切なセキュリティ対策を実施、保護します。
  • 入力したメールアドレスの削除を希望される場合には、ページ下部の問い合わせ先アドレスへご連絡ください。
絡み可視化システム
開発者:東京工科大学メディア学部助教 戀津魁
問い合わせ:lenzk[at]edu.teu.ac.jp