コンテンツビジュアライゼーション

開講日程: 受講生と相談

2023年度後期説明会について

9/28(木) 15:10~16:10
初回授業の時間にZoomにて説明会を設けます。希望者は事前にlenzk(アット)stf.teu.ac.jp宛に名前を連絡してください。
他の先端メディア科目の説明とかぶったり、別の用事があるなどで参加できない場合メールで相談していただければ別途説明の機会を設けます。
説明会への参加は必須ではありませんが、履修を希望する場合は説明会同様事前のメール連絡をお願いします。

初回以降について

上記の通りZoomにて初回兼説明会を行います。初回以降は基本対面で実施予定です。
履修者と相談した上で開講時限の変更を行う可能性があります。
履修を希望する場合は9/27(水)までにlenzk(アット)stf.teu.ac.jp宛に事前のメール連絡をお願いします。

概要

コンテンツビジュアライゼーションは、映画やドラマなどの映像コンテンツを中心に、その物語的特徴の可視化手法構築を目指す。物語中の時系列のグラフ化や、進行度に応じた登場人物相関図の生成手法の検討を行う。映像作品の分析を主体とし、分析結果のディスカッションを通じて可視化手法の構築を行っていく。
可視化結果はHTML5及びCSS3、javascriptとそれらを利用したライブラリを用いて簡易なWebアプリケーションの形で実装し、Web上に公開を予定している。Webアプリケーション構築は教員側で行い、実例を通した構築方法についての座学を行う。

映像コンテンツの分析・考察及び可視化手法の構築という実例を通じて、正解の存在しない課題に対する取り組み方及び研究発表に向けた成果の整頓方法の習得を目標とする。
可視化結果の実装を通じ、Webアプリケーション構築に関する概要の理解も目標とする。また、得られた成果の論文化・学会発表を最終的な目標とする。

参考:ブログ記事

これまでの成果

2020年度前後期・2021年度前期の開講で4名の履修生による分析・可視化を行った。

時系列の可視化

物語中で時系列の入れ替えが起きるような作品について、物語中の各出来事の起きた順序を分析し、映像描写上の順序との関係を可視化した。
NICOGRAPH2020にて口頭発表を行った。現在進行中の研究で更なる発展中。

伏線分布の可視化

作品中の伏線描写を分析し、伏線を「張り」「回収」「フェイク」「部分回収」の4種に分類。各伏線について、作品中にどう分布して描写されているかを可視化した。
映像表現・芸術科学フォーラム2021にて発表、優秀発表賞を受賞。

群像劇における出演時間の可視化

多数の登場人物の出演する作品について、各人物の出演時間を分析した。
外部サービスのBar chart raceに入力できる形式にデータを成形し、出演時間割合の変遷を可視化した。

複数の立場を持つ人物の関係性の可視化

現在進行中の研究。

履修条件

累積GPAが学部所定の条件を満たしていること

映像コンテンツの分析・考察をするのが好きであること