PERACON WEB

PERACONについて

PERACONこと「ペラ企画コンテスト」は、事前に設定されたテーマに沿った企画コンセプトをA4用紙1枚(相当サイズの画像)にまとめて競う、誰でも参加できる「コンセプトシートコンテスト」です。15秒ほどで内容が理解できるものであれば表現は自由。作品は審査員によって評価され、優秀作品は最終日の結果発表セッションで表彰されます。
本年度より企画人材の育成のために、投稿規定や審査方式、結果発表形式、コメントを含めた審査結果の公開形式を変更。これまでのPERACONの良さを維持しつつ、現代のコンプライアンスにあわせた新時代の「ペラ企画コンテスト」としてリニューアルします。

PERACONの意義とねらい

企画人材育成のために多数の書籍や学会などでの研究事例も増えてきています。しかしながら、ユーザーの属性や嗜好、開発や運用における諸条件、マーケットの状況などゲームの多様性から企画段階での一義的な評価は困難です。そこで、ゲーム企画の多様性を考慮しつつ、企画者の腕前を競いつつ人材育成的な側面を持つ取り組みができないかと考え2011年にスタートしたのがPERACONです。ウィットを含んだテーマを設定することで、業務と被り支障が出るような発案を避けて、より自由で多様な発想ができるコンテストとしました。
評価に際しても、多様なアイデアに対して多様な視点から評価できるように、プロの開発者や研究者、教育者が審査員として参加しています。評価は多くの投票を得た作品に与えられる「順位」と、どれだけ審査員に刺さったかで評価される「審査員賞」のふたつ。
広く認められる作品を作り投票数を増やし「順位」を挙げるもよし。突き抜けた作品を作り、審査員のハートを揺さぶり「審査員賞」を目指すもよし。広く認められる企画も、突き抜けた作品も注目されるようにしました。
また、審査コメントは相反する評価も敢えて両方公開することで、企画の多様性やそれに対する評価の多様性やプロの視点などを共有できるようにしました。作品と評価が合わさることで、企画の勉強をする際の貴重な資料となるようにしました。
これまでは実名での投稿の義務化や結果公表などを基本とし、厳しい指摘を受ける覚悟も企画者にとって重要とのポリシーで運営してまいりました。しかし、近年は働き方改革などにより業界を取り巻く環境も変化してまいりました。それを踏まえ、企画に対する多様な視点での評価といったPERACONの価値をそのままに、参加者への心理的安全性にも配慮できる、現代に合わせたPERACONとして、企画人材の育成を目的に実施していきます。

2021スケジュール

・8/2 テーマ発表&応募受付開始
PERACON WEBにて発表&応募受付
※会場応募はありません。
※閲覧はどなたでも可能です。
※一般投票はメールによるアカウント登録の上、投票可能になります。
(閲覧・一般投票はリンクより参加ください)
・8/17 応募〆切
※例年はCEDEC初日が〆切でしたが開催1週間前になりました
・8/24 投票〆切
・8/26 結果発表
※スケジュールは変更する場合がございます。

応募条件

・CEDEC2021の何らかのパスを購入していること
※作品の閲覧はどなたでも行えます。
※作品の投票はメールアドレスを登録することでどなたでも行えます。1人が登録できるメールアドレスは1つのみです
・期間内に応募を完了させること
※CEDEC2021より、すでに殿堂入りしている方は応募できません(応募された場合は作品を非表示にします)

審査について

審査は一般審査と審査員審査によって行われます。審査員審査による得点が優先されますが、審査員による評価点が同点だった場合は、一般審査結果により順位付けをします。一般審査結果は、審査員が審査する際にいくつかあるソートの方法のひとつとして使われます。

一般審査

どなたでも参加可能です。審査をする際には、メールアドレスを登録いただき、閲覧サイトにログインした状態で行います。1人が登録できるメールアドレスはひとつに限ります。1人で複数のメールアドレスを用いて投票することのないようにお願いいたします。一般審査はよい作品に対して「いいね」により評価可能です。

審査員審査

審査員審査に際し、参加する審査員にはGlobal Event Compliance Policyの遵守を承諾いただいています。審査員は「惜しい」(1点)、「いいね」(3点)、「推し」(10点)により評価します。審査員特別賞は「推し」の中から、審査委員会によって選出されます。
審査員はポジティブな評価である「いいね」、「推し」と、あと一歩踏み込んでほしい「惜しい」評価の作品に対してのみ個別のコメントを提供可能とします。典型的な問題点の指摘などは「統一タグ」の付与に変更しました。

PERACON2020

PERACON 2020について

 先般掲載させていただいた通り、PERACON 2020の一部の審査員コメントに不適切な発言があり、応募者の皆様にご不快な思いをさせてしまう記述がありました。重ねてお詫びを申し上げます。
 本件に際し、多くの皆様からのご指摘とご提案を頂戴いたしました。CESA人材育成部会として、皆様の声を真摯に受け止め、運営体制の見直しやガイドラインの整備などを含め再発防止に努め、今後について慎重にPERACON2020審査委員会とともに議論を進めてまいりました。
 まず第一に、CESA人材育成部会内に企画コンテストWGを設置し、PERACONの企画運営を審査委員会と切り分け、人材育成部会が責任を持って管理運営する体制を整備しました。また、人材育成部会ならびに審査委員会においてPERACONにかかわるスタッフや審査員にCESAが定める「Global Event Compliance Policy」の遵守を徹底する方針を定めました。
 このような体制の下で、皆様から頂いたご意見に応えられるように、今後のPERACONの実施の是非やその形式について議論を進めております。ゲームデザイン分野における若手人材の育成の場として、皆様に披露できるよう尽力してまいります。
 なお、事態を重く見て掲載を取りやめたPERACON2020の審査員コメントについて、 PERACON2020審査委員会と人材育成部会で議論をしてまいりました。その結果、審査コメントにつきましては、再掲載はしない方針を決定しました。
 一方で、応募者にとって有益な情報も含まれているとのご意見もいただいております。そのため、応募者に対しては希望に応じて本人の作品に対するコメントをお送りさせていただくこととします。

2021/3/12

PERACON2020

2020年のテーマは「しめる」

100年に一度という人類の危機となった新型コロナウイルスの流行、今までの常識が不可抗力で一気に変化していくところに我々は直面しました。働き方改革とは前々から言われていましたが、ここまでテレワークで何とかできるとは正直予想外でした。
そんな中で色々な「しめる」も起きました。経済活動が停止したために事業の継続を諦めた「閉める」、マスク不足で一儲けしようとした買い「占める」、不要不急の外出を避けて財布の紐を「締める」、ずっとステイホームしていて気分が「湿る」などなど。今年も広く意味を取れるように平仮名にしましたが、くれぐれも「複数の意味を盛り込む作戦」が過去に大量の愚策を生んでいる事実を踏まえて、あなたの「しめる」は何か?をワンポイントで絞った、予想外なセンスで表現した作品を期待しています。

早く応募した作品ほど審査委員の目に触れるチャンスが多くなると共に、同じネタで応募する他の参加者を潰すことができます。企画は先に面白い物を出した者が勝ちなのは、リアルでも当たり前です。また、全審査委員が全ての作品を見て審査できるほど時間に余裕がないため、審査ができた方だけの加点方式で順位が決まります。〆切ギリギリに応募されても審査が十分にできず、上位に入るのは困難となるのでご注意ください。

応募フォームと閲覧・投票用ページ

PERACON2019

PERACON2019

PERACON2019のキーワードは「あやまる」でした。250もの作品が集まり、今年にリベンジを掛けている人、PERACONがトラウマになってしまった人など様々だと思います。遅ればせながら、最終結果をお届けします。
昨年は新たなシステムを構築していたため、URLも一時的なものでしたが、この度一段公式感の強いURLになって再登場しました。今年の投稿の参考にご覧ください!